どうして錆びるの?
でも庭木を切る鋏は皆さんの想像以上に錆びます!
右の画像はご購入されたのが2~3年ほど前という鋏です。
ご家庭内の鋏はなかなかここまでにはなりませんね。
こうなる理由は樹木(生木)を切る鋏だからです。鋏の大敵は水分を含んだ、渋(シブ)や脂(ヤニ)と言われる樹液です。
この樹液は粘度があるので軽くふくだけでは落としきれません。
これを付着したまま繰り返し使用すると、鋏が少しづつ錆び、また樹液は固くかたまってしまい画像のように、錆と汚れが一体となって盛り上がったようになります。
●刃欠けの原因
刃の先端にいくほど当然ですが薄くなります。少しの錆でも薄いからこそ影響を受けやすく大事な部分から小さく欠けてしまいます。
●刃合わせがくるう
鋏は2枚の刃が点で接する様に調整してあります。刃を開閉することでその点が移動して物を切るのですが、刃の裏に凹凸ができると点で接しない箇所が出てきてキレ味が落ちます。また単純に開閉する動きが悪くなり、剪定鋏ではバネの力で刃が開かなくなり使い勝手が極端に悪くなります。
こうならないために
[追記]
ステンレス系の刃材は錆びにくいですが、スプンや鍋などに使われるステンレスと違い、炭素が入っていますので少し錆びます。
ハードクロームメッキやフッ素コートされていると汚れがつきにくく、落としやすくなっています。
でも今現在、メンテナンス(お手入れ)しなくても良い庭木用の鋏は一つもありません。それだけ渋(しぶ)脂(やに)は強敵です⤵︎
一番簡単で効果的な方法をご紹介します!
[刃物クリーナー]を使おう☆彡
刃物クリーナーで渋(しぶ)脂(やに)と言われる樹液を取り除きましょう。
ご使用後すぐであれば、クリーナーの使用量も少なく(経済的)樹液が簡単にとれてお手入れが楽です!!
庭木を切る鋏は使用後に刃物クリーナーの使用を習慣にして下さい。耐用年数が簡単に何倍にもなります!!
ファミリーツールがおすすめする[刃物クリーナー]はこの2つ!!
●アルス刃物クリーナー
酵素の力で渋(しぶ)脂(やに)や油汚れを強力に落とします。
高枝切鋏、電動バリカン、剪定鋏で有名な園芸用刃物メーカーアルス(ARS)の刃物クリーナーです。
アルスの[刃物クリーナー]はこちら
●サボテン 除菌もできる刃物クリーナー
アルカリ電解水100%クリーナー 樹液・ヤニ・シブを強力洗浄!
アルカリ電解水は手にも環境にもやさしいクリーナーで除菌も出来ます。
キレイな鋏は植物の切断面から雑菌がはいることを予防します。
サボテンの[除菌もできる刃物クリーナー]はこちら
※詳しい使い方は各商品の販売ページでご確認下さい。
その後よく乾燥させてから油でふきましょう!!
通常は刃物クリーナーで樹液をキレイにふき取ったらおしまいですが、長期間(シーズンオフ)使わないで保管するようなら刃部を油で拭いて下さい。
油の膜が刃部が空気に触れるのを防ぎ、錆の防止になります。
ご使用される油は、
刃物油、ミシン油(機械油)、なければ台所のサラダ油でも代用できます。
お手入れでは無いですが・・・
「刃の合わせがくるう」大きな理由をご説明します。
右の画像をご確認下さい!
刃の先(③の部分)で太い枝を切ろうとしても太くて切れない場合、その握る力が刃を左右方向へ開く力として働いてしまいます。度が過ぎると、鋏を開閉した時に、2枚の刃が接することが無くなり、まったく切れなくなってしまします。
これは刃が長い刈込鋏、刃長大久保鋏など刃の長めな鋏に比較的多いトラブルです。
最悪の場合、強い力で左右に開きながら力を加え続け、切れた瞬間に刃と刃が手を叩くようにぶつかって刃の中間辺りが欠けてしまいます。
こうならないためには、商品の表示以上の枝を切らない、また表示に近い太めの枝を切る場合は①の場所を使って切って下さい。